
6月2日に開催された、全国スポーツ内科講習会に参加してきました!
「全国スポーツ内科講習会」で学んだこと
私は、日本スポーツ内科学会が設立される前の、関西スポーツ内科学会(日本スポーツ内科学会の前身)の講習会にも参加しており、今回2回目の参加となりました。
日本スポーツ内科学会についてお知りになりたい方は、学会のホームページを参考になさってください。
そして
光栄なことに、今回はボランティアとして、微力ながら講習会の運営に関わらせていただき、代表理事の田中先生と、たくさんお話をする機会をいただきました。
そこで
・日常診療に加えて、どうやってスポーツ内科やスポーツ医学について学んでいくか
・現在できるスポーツ活動はなんなのか
・将来どの様にスポーツと関わっていく事ができるか
私なりに思う事があり、また全国の同じ様な志を持った方に助言を頂いたり、同じ様な仲間ができたら大変嬉しいと思い、僭越ながらこの文章を書かせていただきました。
「スポーツ」についてどうやって学ぶか
内科医として働く上で、自分なりに1番ネックになっているのが
日常の仕事が他の職業の方ほど「スポーツと結びついていない」と感じてしまう、ということです。
普段から外来や日常診療で、様々な方の体を見たり、怪我を見たり、それこそスポーツ選手をみたりされている方に比べると、内科医はスポーツ現場に活きる事が少ないかなと感じます。
もちろん日常の仕事にもやりがいは感じていますし、何より頑張るべきものであることは当然理解しています。
そこで、当たり前かもしれませんが、今後も休日はできるだけスポーツに関わる事を学んでいきます。
内科的な事、整形外科的なこと、テーピングのこと、ドーピングのこと。
今回のスポーツ内科講習会に加えて、先日はキネシオテーピング講座に参加しました。
こういった活動は、ぜひ続けていきたいと思います。
今年にかけて学んでいく事をまとめた記事、またキネシオテーピング講座についてまとめた記事もありますので、読んでいただけると幸いです。
[nlink url=”https://tkskrsym.site/sports-doctor/internal-medicine/”] [nlink url=”https://tkskrsym.site/sports-doctor/kinesio-taping/”]現在できるスポーツ活動はなんなのか
現時点では、一番大事で、今後継続的に学んでいきたい、「スポーツ内科」について学べる場面がとても限られていると感じています。
もちろん講習会への参加は必須と思っていますが、何と言っても実際にスポーツ選手を診療させていただく機会が今年は欲しいと考えています。
日常の中では、自分の職場での仕事に追われてしまい
なかなかスポーツ選手を診療できる機会はありません。
休日は当然病院は休みですし、外来はできない。
どうすればいいのか、ずっと考えていました。
そこで、スポーツ外来ができないなら、自分からスポーツ現場に参加させて頂こう
スポーツ現場で採血をさせてもらって、内科的な治療などが必要な選手のサポートをさせていただけないか
と考えています。
今のところ、採血を自分で持ち込んで、解析してくれる業者の方とも出会うことができ、近日中に打ち合わせ予定です。
今後たくさんのスポーツ選手、また中高生の、スポーツ内科疾患で困っている方と現場でお会いできたら、と考えています。
そして、スポーツ内科の先駆者、田中先生のお力もお借りしながら、たくさん学ばせていただきながら、出来るだけ多くの方の役に立てたらと考えています。
今年は特に、自分からたくさん動く1年にしたい、と思います。
将来どの様にスポーツと関わっていく事ができるか
私は、「産業医」という資格を有しており、これは医師の中でもまた別の資格が必要になるものです。
ほんとうにざっくり仕事内容を述べさせてもらうと
病院ではなく、企業などに勤めて、企業の従業員の方の健康管理や健診、メンタル不調などのチェックをする医師
といったところでしょうか。
もちろん他にも多種多様な役割がありますが。
企業には
・スポーツ実業団チームを持っている企業
・付属病院を持っている企業
があり、将来的にはせっかく取得できた資格なので、それを活かしたい、と考えています。
かなり欲張りな考え方ですが、企業の一員として働きながら
・実業団スポーツチームのサポート
・現在勉強している消化器の知識を活かして付属病院のお手伝い
幅広くいろんな事ができたらな、と考えています。
まだまだ普段の業務についても、スポーツ内科についても勉強を始めたばかりで、どちらもマスターするのは険しい道のりかもしれません。

ただ、どちらもとてもやりがいを感じており、また、勉強してく中で、たくさんの方との貴重なご縁もいただきました。
将来どうしているかはわかりませんが、今できる事を、できる範囲で、フットワーク軽く、学んでいこうと思います!
同じような志の方との繋がりもどんどん増えてきています。ありがたい限りです。
今後も地道に勉強や活動を続けていき、さらにたくさんのご縁を頂きたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。