【指導者は知っておくべき】発作性運動誘発性舞踏アテトーゼを学びましょう!

「練習中、全力で走り始めた途端に手足が突っ張ってしまう」

「クラウチングスタートを切った瞬間に手足がこわばる」

20歳以下の、特に男子に多い、この病気のほとんどの症状は

「突然の動作、動き出しの時に手足が突っ張ってしまう」

ということです。

非常に特徴的で不思議な病気に思われます

時に「痙攣」と間違われ、知らないと不安になってしまう事もあります。

今回は、そんな病気の特徴について、学んで行きましょう!

 

「発作性運動誘発性舞踏アテトーゼ(PKC)」とは」

「いったいどんな病気なんだ。」

名前からそう思った方も多いと思います。

しかし、この病気、そもそも原因が分かっていないのです。

ただ、多彩な症状があるわけではなく、特徴的な症状を理解しておけば

この病気を疑うことができると思いますので

この先を、ぜひ、読んでみてください。

 

発作性運動誘発性舞踏アテトーゼ 特徴は??

本当に特徴的な病気ですので、その症状をまとめてみます。

特徴としては

・20歳以下の若年に発症する。

・運動開始時に突然痙攣のような症状が起こる。

・原因としてはストレスが多い。

・20歳以上になると、自然軽快することが多い。

・「てんかん」用の薬が有効である。

 

特徴的ではありますが、なかなか想像がしづらいと思いますので、実際の症例をみてみましょう。

 
陸上選手の症例

17歳の高校生。クラウチングスタートから踏み出した後、20-30秒手足が突っ張ってしまう。軽いジョギングでは起こらないが、階段を急に降りようとした時などに、同様の症状が起こる。

このように、急に運動し始めた時に症状が出ることが特徴で

症状がひどい人は、1日に何回も同じような症状が出でしまいます。

 

しかし、持続時間は短く、数十秒程度、その特定の動作をしなければ普通にもとに戻ることが多いようです。

「突然椅子から立ち上がる」といった動作でも発作が出る人もおり

やはり、「突然」がキーワードになっています。

「では運動ができなくなってしまうのか??」そう思われる方もいらっしゃると思いますので、次に対処法について考察します。

 

発作性運動誘発性舞踏アテトーゼ 対処法は??

対処法としては、「抗てんかん薬」の内服が挙げられます。

具体的には

カルバマゼピンという、抗てんかん薬が使われていることが多く

1日100mgから300mgを内服し、経過観察することが多いようです。

投与量に関しては、症状に合わせて変える必要があり、

完全に症状が取れる場合や、少し違和感が残る場合など、

様々なケースがあるようです。

ですので、受診のたびに医師に確認することが何より大切ですし、

症状が自然に良くなることもあるようなので、

休薬に関しても医師と相談することが重要と思います。

最後に

今回は、「発作性運動誘発性舞踏アテトーゼ」について学びました。

症状を知っていればすぐに対応できますし、何よりパフォーマンスや日常生活に大きく関わるため、早めの対応が必要と考えます。

もし、そういった選手を見つけたら、早めに受診するように指導してください。