
今回は、最近私が良く取り入れている「オーガニック食品」、その中でも「オーガニックココナッツオイル」に焦点を当ててみたいと思います。
あぶらの重要性に関してですが、有名な話ですと
「DHAやEPAを多く含む魚油には炎症抑制効果がある」なんて聞いたことがあるかもしれませんが、炎症と油は密接な関係があります。
例えば花粉症やアトピーといった病気においても、背景には炎症の根本である免疫系の問題が隠れていることがほとんどです。
だからこそ、どういった油を摂取するかはとても大切で、できれば様々なメリットを享受できる油を、少しでも美味しく摂取したい。
そうやって調べていくうちに、オーガニックココナッツオイルを試す、という結論に至りました(今後変わる可能性はありますが)

余談ですが、最近はココナッツオイルに限らず、様々なもので「オーガニック」を取り入れることを試みています。
これもいずれご紹介したいと思いますが、どうしても食べたくなるお菓子を、少しでも罪悪感なく食べようとした結果です(「オーガニック」とつけば罪悪感が減る気がしています)。
iHerbという海外サイトで買うことができますので、ぜひ「オーガニック」を取り入れてみてください(クーポンコード:CHB8465で少しお安くなります)。
少し脱線しましたが、ここからは、ココナッツオイルの特徴について、みなさんが「それなら少し摂取してみようかな」と思っていただけるようにまとめていきます。
もくじ
ココナッツオイルの特徴①脂肪なのに脂肪として吸収されない
あぶらの話をしているのに、最初から「あぶらとして吸収されない」というお話になってしまいます。
ただこれがココナッツオイルに限らず、いわゆるMCTオイルの特徴ですので、ざっくりで構いませんのでご理解頂きたいと思います。
厳密にはココナッツオイルをMCTオイルとしてまとめるのはよくないのかな、と個人的には思っていますが(その辺りは最後の方で少しだけ述べます)、便宜上しばらくはココナッツオイル≒MCTオイルとして書かせて頂きます。
ただし、「あぶらとして吸収されない≒カロリーが0になる」というわけではありませんのでご注意頂きたいと思います。
MCTオイルの特徴①消化の開始が早い
一般的な脂肪の吸収としては「ほとんど口腔内のリパーゼという消化酵素で分解されず、そのままの脂肪の形で胃内から十二指腸に送られ、十二指腸の消化酵素で分解が始まる」という経路をたどります。
その後小腸から吸収され、リンパ管という脂肪の輸送管の中に入ります。
一方、中鎖脂肪酸は、一般的な脂肪よりも水に溶けやすい性質があり、口腔内から分解が始まるため、十二指腸内にはかなり分解された状態で到達します。
脂肪の吸収に重要なのは、胆嚢から分泌される消化酵素(胆汁酸)ですが、一般的は脂肪は分解の開始が遅いため、胆汁酸と混ざらないと吸収されませんが、中鎖脂肪酸はすでにある程度消化されているため、胆汁酸と混ざる必要がありません。
それ故に、糖質やタンパク質と同じような吸収経路で吸収される→これがMCTオイルの特徴とされています。
素早くエネルギーになる、といわれますが、こういった吸収経路の違いがその要因とも言えます。
特徴②適切な摂取で体脂肪蓄積抑制効果が示されている
先ほどご説明させて頂いた吸収経路の違い、これが与える効果として「熱産生効果」と「体脂肪蓄積抑制効果」が示されています。
これは、糖質やタンパク質と同じ経路で吸収されるため、一般的な脂質よりもエネルギーとして使用される割合が多いから、と理解頂いていいと思います。
(専門的には、中鎖脂肪酸は直接的な貯蔵脂肪になる割合が少なく、β酸化される過程などの割合が多いため、消費エネルギーが大きい、かつ、体脂肪蓄積抑制効果があると言われておりますが、あまりに専門的ですので、読み飛ばして下さい。)
MCTオイルで注意したいこと
MCTオイルを使用する際に注意したいこととしては、「上記でお示しした効果を過信しすぎない」ということです。
熱産生効果と体脂肪蓄積抑制効果があるとはいっても、摂りすぎると余分なエネルギーになります。
摂取カロリーを変えずに熱産生量が上昇するということは、代謝が上がるのと同意義とも考えることができるので、適切に使用できるといいかもしれません。
今回ご紹介したコーヒーにMCTオイルを入れる方法などは、朝ご飯の一部として取り組むことができる方法かなとも思います。
まずは日頃のあぶらを変えてみるなど、取り組みやすいことから初めてみるといいかもしれません。
最後に
今回はココナッツオイルコーヒーのすすめとMCTオイルについてまとめてみました。
コーヒーに限らず、少しずつ生活にあう形で試して頂けたらいいのかな、と思います。