「疲労」と心拍数は相関する?【朝の心拍数測定はとても大切です!】

   

今回は

「朝の心拍数を測定することの重要性」

 

について考えてみます。

 

朝の心拍数は

「疲労」

と関係しており

重要な「疲労度」の指標になると言われています。

 

たとえば

 

「昨日のトレーニングは自分にとってきつかったのかな??」

「今日は少し疲れているのかな??」

 

など。

   

そういった時に

自分の体の事を知ることができる

貴重なツールになりますので

計測してみてはどうでしょうか。

 

その有用性について、詳しく述べていきます。

   

疲労が残っていると心拍数が上がる!

 

まずはある研究を紹介します。

 

この研究は12名の男性による研究となっています。

 

概略としては

 

・3日に渡って100km以上の自転車でのトレーニングを行う。

加えて

朝の心拍数や「クレアチニンキナーゼ(CK)」を測定する。

 

といった研究です。

 

「クレアチニンキナーゼ(CK)」とは?

 

CKは筋肉の収縮に必要な酵素のことで

 

筋肉がダメージを受けた際に上昇する数値です。

 

ざっくり述べると、筋疲労を数値化したもの、と言えるでしょうか。

 

もちろん本当に正確な値ではありませんが

 

ある程度、「筋疲労」と「CK」の値は相関すると考えていいと思います。

 

ちなみにこの論文は

 

プロアスリートではなく

「普段から比較的よく運動している方」

 

が対象となっていますが

 

かなり運動されている方も含まれており

 

比較的多くの方に当てはまると考えて良いのではないでしょうか。

 

この論文をざっくりまとめると

   

普段より強い負荷の運動を3日間続けた時に

朝の心拍数やCKの値がどのように変化するか

そして

朝の心拍数と疲労が関係しているかを調べる

 

となります。

 

どういう結論になるか?

 

この論文の結論としては

 

普段より負荷の強い運動を行なった場合

 

朝の心拍数の増加、またCKの上昇が見られる

 

そして

 

朝の心拍数上昇は、疲労と関連する

 

ということです。

 

どの程度心拍数は上昇するのでしょうか?

 

今回の報告では

 

普段の心拍数よりも1分間に10回程度の心拍数の上昇がみられています。

 

そのほかの論文でも

 

おおよそ1分間で10回程度の心拍数増加がみられており

 

通常時より10回程度多い事が目安になると考えられます。

 

ではどのように有用でしょうか?

 

強い負荷がかかった練習が毎日続き、本当は体は疲れているのに

 

特に、より上位を目指しているチームのメンバーの方は

 

・気合いが足りていない

・まだまだ他の人より練習が足りていない

 

といったように

「自分をせめてしまう傾向にある」

 

ように感じます。

 

実は疲れているのに、さらに追い込もうとする。

 

そのようなことを続けていると

 

「オーバートレーニング症候群」

 

という病気を発症してしまいます。

 

オーバートレーニング症候群に関して詳しく知りたい方は

 

こちらを参考にされてください。

http://sponai.jp/sports_internal_medicine_disease/over_training/

 

この病気は

 

スポーツでの肉体的、精神的ストレスが原因で発症する「うつ病」

 

と考えていただければいいと思います。

   

そこでしっかり朝の心拍数を測定することで

 

「気合が足りない」

 

ということではなく

 

確実に疲労が溜まっている、休養が必要かもしれない

 

というように考えて頂きたいと思います。

 

もちろん自分に厳しいことは

 

強くなるためには絶対に必要なことです。

 

しかし

 

その前に体や心が壊れてしまっては

 

選手生命の危機に陥ってしまう可能性が十分にありえます!

   

自分の体としっかり向き合いながら

適切なトレーニングをして頂きたいと思います。

 

ただし、注意としては

 

体調不良や寝不足、二日酔いの翌日にも

 

心拍数は上昇しますので

 

そういった日にはあまり参考にならないかもしれません。

 

脈の計り方は??

 

ポイントとしては

 

「15秒間測定し、それを4倍する」

 

です。

 

ストップウォッチを使う方は、まずスタートさせてしまいましょう。

 

それから脈を探し、例えば10秒→25秒や、15秒→30秒といった

 

15秒間で測定するようにしてみて下さい。

 

秒針つきの時計で計測される方も、同じように測定してみて下さい。

 

最後に

 

今回は

 

朝の心拍数測定について書かせて頂きました。

 

疲れた状態を察知するには

 

普段の状態を測定する事も重要です。

 

比較的余裕のある朝に何度か測定し

 

自分の平常時の心拍数を把握してみて下さい。

 

そうする事で

 

疲れた時にもきっと役に立つはずです。