この記事を読んでくださっている方、誠にありがとうございます。
今回は、疲労回復に関する研究についてご紹介させて頂きたいと思います。
表題にもあるように、ボクシング選手の練習後のデータとなっています。
- 何もしないでじっと安静
- マッサージ
- アロマセラピー
- ツボ指圧
これらの中で、優秀な疲労回復効果を示したのはどのケアだったのでしょうか。
ちなみに今回はこちらが原著になります。
では、ここからご紹介させて頂きます。
もくじ
今回の研究対象と運動量について
今回は16歳前後の女子高校生、競技歴が3年程度ある方が対象となっています。
さらに、今回の研究の運動量は、以下の通りになっなっています。

まとめますと、15分のストレッチを行った後、4分間のスパーリングを5セット(インターバルを1分)行っています。
心拍としてはMAXから70-80%ということで、比較的疲労感のあるトレーニングではないでしょうか。

いずれの項目においても、20分間それぞれのケアを受けるようになっています。
- static(静的)な休憩(20分ただ休む)
- 20分上下肢、背中のマッサージを受ける
- 20分座ってアロマオイルを吸う
- 20分上下肢、背中に対して、専門家のツボ指圧を受ける
これらのケアを受けた結果、受ける前と受けた後で、乳酸やCK、LDHといったデータがどのように変化したか、採血を行って確認されています。
皆さんの予想はいかがでしょうか。
どのケアが1番効果的だったのでしょうか??
さて、皆さんの予想は当たっているのでしょうか?
そういったデータの変化について、このまま読み進めて頂いて、確認してみましょう!
どのケアが最も疲労を解消したのか?
では早速、データの推移を見ていきましょう!
まずは乳酸の数値からです!

これを見てみますと、静的な休憩以外は、いずれも値が下がっていますね!
マッサージ、アロマ、ツボ指圧には大きく差はない印象です。
続いては、CKの値についてです!

CKに関してはいかがでしょうか。
数値に変化があったのはアロマと、ツボ指圧でした。
私個人的には、CKに関しては、比較的遅く上がってくるという報告が多い数値なので、こんな短時間で下がるのが凄いのでは、と思ってしまいました。
どんどん数値を紹介して、最後にまとめをしたいと思います。
続いてはLDHに関してです!

この数値に関しても、静的休憩以外では、数値の低下が見られますね!
ここまでの数値をまとめますと、静的休憩以外のケアに関しては、筋疲労の数値は改善が見られる印象です。マッサージやツボ指圧についてはなんとなくイメージが湧きますが、それと同じくらいアロマも効果的だ、というのがデータとして示されました。
ただ、これ以降にご紹介するデータを見ると、非常に興味深い結果となっていました。
是非、このまま読んで頂いて、へー!と思って頂きたいと思います。
アロマのすばらしい効果が示された!?
ここまでは、筋疲労の数値に注目してきましたが、ここからは「ストレス指数」について注目していきたいと思います。
さて、最もストレス指数を改善し、神経的な疲労回復に効果を示したのは、どのケアだったのでしょうか?
最もストレス指数を低下させたのは?
今回の研究では、ストレス指数として、コルチゾール、エピネフリン、といった数値が測定されていました。

アロマの効果、恐るべし!と言えるでしょうか。
ストレス指数に関しては、静的休憩も数値の改善が見られますね!
肉体的な改善に加えて、精神的な改善も非常に重要ですので、アロマのどちらにも発揮される効果には、非常に驚かされました。
匂いで気合を入れる選手もいる??
特に格闘系競技の選手に多いかと思いますが、試合前にアンモニアのくさい匂いを嗅ぐことで、アドレナリンを出した状態で試合に臨むことができる、という選手もいるようです。
いかに嗅覚からの刺激が大切か、ということが、今回の研究では示されていました。
今回のデータを総合すると、練習後のケアとして、自分が好みのアロマを嗅ぎながらマッサージを受けるというのが非常に効果的なのではないでしょうか。
是非試していただければと思います。
最後に圧倒的必読本とおすすめアロマのご紹介!
この本に関しては、もはやほとんどの方が読まれているかもしれませんが、本当に疲労の改善に関して、「私も読んでよかったなー」と心の底から思える本です。しっかり根拠も示されている部分がほとんどですし、まだ読まれていない方は、是非ご一読ください。
圧倒的おすすめのアロマはこれだ!
さらに、私も寝室に置いて、毎日癒されている最高の芳香剤をお勧めします。
これは本当にいい芳香剤で、車の芳香剤もこの匂いです。
スプレータイプは友人のを拝借したことがある程度ですが、非常にいい感じでした。
アロマの力も借りて、疲労回復に努めたい方は、是非ご覧ください。
本日のまとめ
今回は疲労回復をテーマに、まとめさせていただきました。
体のケアをする時間にも、アロマも取り入れることで、身体的、そして神経学的な疲労回復を意識して、効率よく、疲労回復に努めて頂ければと思います。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。