
今回は、海外のトップアスリートや日本代表選手も愛用されているという「アーゼライト」のメーカーの方とお話させて頂いたので、そのまとめをさせて頂きます。
担当の方は中出さん(是非twitterをご覧ください。)という方です。
今回ご紹介するアーゼライト、まとめますと、微生物由来の消化酵素を配合しているサプリになります。詳細はこちらをご覧下さい。
消化器内科医として、担当の方にたくさん質問をさせて頂き、とても興味深いお話を聞かせて頂くことができましたので、その一部をご紹介させて頂きます。
もくじ
「アーゼライト」の大まかな効き方
まず、アーゼライトの基本的な作用について、私が理解できた範囲でまとめさせて頂きます。
人それぞれ、食べ物を消化吸収する際に、様々な原因で、吸収不良や消化不良が生じます。
●もともと体質的に消化するのが得意ではない食品を摂取したとき
●運動後の疲労が蓄積した状態や精神的なストレスなどで、消化酵素の分泌や腸管の状態が悪い時
などです。
アーゼライトに配合されている微生物は、本来あの「マングローブ」にいる微生物で、環境中の有害物などを分解する作用があります。
体質的に消化しにくい食品って何なの?と思われた方いらっしゃいましたら、以前まとめた記事がありますでの、是非参考にされて下さい。(ブログを書き始めた時に書いた記事ですので、見た目が悪いです。申し訳ないです。)
「アーゼライト」摂取する利点
ここからは、私自身の考えも含まれますが、「消化酵素に消化を助けてもらうことでどういう利点があるか」というのを、消化器内科的な視点から考察してみようと思います。
利点①当然ながら吸収効率は上がる
これは当然ではありますが、いままで消化に苦労していた食べ物も微生物が消化してくれることで、吸収効率は上昇します。
利点をまとめさせて頂くと以下の通りになります。
●吸収効率が上昇することで疲労回復やリカバリー時間の短縮が期待できる。
●食事摂取だけでは改善できなかった鉄欠乏などの改善が見込まれる。
●同じ食事量でも筋肉の付き方が良くなる。食事摂取に苦労していた選手にとって救世主のような役割を果たす可能性がある。
●便通が改善したり、その他のお腹の不調が改善したりする。etc…
吸収効率の上昇は、繰り返しになりますが、特に食事が摂れなくて苦労しているアスリートにとっては、本当に有益なものになる可能性があると考えます。
そして、消化器内科医として個人的に注目しているのが、「微生物が消化を助けてくれるので未消化なものが減る」という点です。
その内容についてまとめてみたいと思います。
利点②未消化なものが減ること
「未消化なものが減ってなにがメリットなの?」そういう疑問をもたれる方もいらっしゃるかと思いますので、個人的な意見ではありますが、少しまとめさせて頂きます。
先ほど「人にはそれぞれ消化が苦手な食品がある」と述べさせて頂きました。実は、この「未消化なもの」というのが問題で、消化管内に未消化なものが残っていると、腸内細菌がそれらを捕食し、異常な増殖を来します。これを「SIBO」といいます。
「SIBO」に関しても、以前にまとめさせて頂いたものがありますので、読んで頂けますと幸いです。
さらにさらに、みなさん「グルテン」という言葉を聞かれたこともあるかと思いますが、普通に食事をすると、グルテンは1gから2g含まれており、何とか避けて食事をしても、本当にfreeのものしか摂取しない、という場合以外は、350㎎程度は摂取してしまうと言われています。
グルテンを摂取することで、コンディションの不調を起こす選手もいることは有名ですが、グルテン以外にも、今までのべさせて頂いた通り、何らか体調不良を食事で起こす可能性はあり、アーゼライトが分解を促してくれることで、そういった点も改善する可能性があるのでは、と感じました。
デメリットがあるとすると?
アーゼライトのデメリットとしては、客観的なデータがまだまだ少ない、ということです。
消化のことであったり、体調のことであったり、なかなか客観的データをとるのは難しいですが、内科医としては採血データにも差が出てくるのかとか、もちろん起床時の脈拍や体重などの指標に関しても、変化がみられるのか、などなど、他にもたくさん知りたいことがあります。
その他にも起こりうることがあるのかもしれませんが、私自身も摂取させて頂いて、また改めて中出さんとディスカッションさせて頂きたいと考えています。
最後にまとめます。
今回は微生物由来の消化酵素、アーゼライト、についてまとめました。
実はこのアーゼライト、海外とトップチームや日本のトップ選手も愛用されており、今後ますますたくさんのアスリートに愛用されていくと考えられます。
まだまお伺いさせて頂いたことの中で興味深いお話もありますが、今回はこの辺にさせて頂きたいと思います。
作用としてはアスリートに限らず、一般の方にも大変有益なものと考えられますので、気になる方は是非話を聞いてみてください。