11月7日、初の公認フルマラソンに挑戦(下関海響マラソン)。
非公認では、9月に2時間59分(気温も高い)で走れており、その後も順調にトレーニングを消化できていたので、必ず公認で「サブ3」を達成するという意気込みで臨みました。
結果は3時間4分。「サブ3」達成には程遠い内容でした。
今回のレースについて、またその準備や反省について、まとめてみます。
●レースの1日を振り返る●
レース当日、起床は朝の4時45分。

そこからストレッチをしたり、トイレに行ったりして、どら焼きを食べて、モルテン(カフェインなし)500mlを飲みながら車で約40分かけて会場へ。

数日前は雨、強風の予想だったのが、前日の天気予報では快晴、風も弱いとの予報に。

実際に当日の朝、スタート会場は、雲一つない快晴で、気温の上昇が心配されるほどでした。
受付を済ませ、更衣室へ。

2XUのパンツやヴェイパーフライネクスト%2、そしてモルテンゼリーとMag-On4つ(1つはレース前30分に補給)をパンツ内に収納し、レースに臨みました。
実は私は寒冷蕁麻疹もちで、気温に関わらず「寒い」と感じると、すぐに全身に蕁麻疹ができてしまいます。そのため真夏の練習以外では、基本的にシングレットを着用することはほとんどなく、今回も練習用のTシャツにゼッケンスタイルです。
●いよいよレーススタート●
今回のゲストは、東京パラリンピック2020、女子マラソンで金メダルを獲得した道下選手、そしてカンボジアのマラソン代表ラン“ニャー”でもある芸人の猫ひろしさん。
下関市長の挨拶などが終わり、8時30分、いよいよレースがスタートしたのでした。

スタートから10㎞までのデータ。
最初は混雑するのでペースが遅いですが、その後はだいたい一定のペース。

12㎞-25㎞までのデータ。
22㎞でいったん遅くなっているのですが、上り坂があったのと、
22㎞でサブ3のペーサーに追いつきました。そこは大集団ができていて、少しペースが落ちたように思います。
このまま30㎞まではほぼ同じペースで走れていたのですが。。
●下関海響マラソン名物、アップダウンに足を削られる。。●
これはサブ3行けるのではないか!
と思い始めた27-28㎞、なんだか足の色んな場所から「攣りそうだよー」という声が聞こえ始めました。
ピ―ン、とまではいかないまでも、右ふくらはぎがピクッ、左大腿がピクッ、というように、ちょっとずつ異変を感じ始めました。
集団で走っていたのであまり感じませんでしたが、この下関マラソンの名物、後半のアップダウンに、次第に足が削られていたのかもしれません。

そして、29㎞の折り返し、2つのアップダウンを超えたあたり、集団についていくのが少しきついなー、という感覚が出てきました。

後半30㎞以降の登りゾーンに入った時、足全体が重くなり、集団から離されました。その後は500m程走るとどこかが攣ってしまうような状態で、少しペースを上げようものならピーーンと攣ってしまう状態でした。
40㎞過ぎからは、サブ3達成がタイム的に難しいのがわかったので、とにかく完走できるように、ゆっくり走ってゴールしました。
心肺はそこまできつくなかっただけに、悔しい思いでいっぱいでした。

●今回の反省●
今回の反省点を自分なりに考えますと、絞り込み、入りのペース、サブ3を目指したこと、になるのかなと思っています。
●絞り込み
164㎝で60㎏体重があり、できれば57‐58㎏にしておきたかった。もう少し絞ることで足への負担が抑えられるので、次のレースはもう少し絞って出場したいと思います。
●入りのペース
サブ3達成はおおよそ4分15秒 /㎞なので、序盤の入りが早かったかな、と思っています。ただ、楽に走れていましたし、リズムも合う熟年ランナーさんと出会ってしまったので、あえてペースを落とさず、ついていくことを選択しました。
この判断が間違っていたのかは、わかりませんが、後半のアップダウンに備えて、もう5-10秒くらい遅いペースでハーフくらいまで行っていたら、結果は変わっていたかもしれないな、と思いました。
ペースが速かったのは、走りやすいロードで、かつ普段は使用しないカーボンシューズだったということも関係しているかもしれませんが。
●サブ3を目指したこと
これは何事にもいえることかもしれませんが、目標の少し上をめざして取り組んでいないと、目標は達成できないということが、改めてわかりました。
今回サブ3ばかりを見すぎて、4分15秒/㎞という数字にとらわれていたような気がします。
せめて、2時間50分切りの目安となる4分00秒/㎞という数字も視野に入れて練習に取り組んでいたら、結果はまた違ったかもしれません。
今後はサブ3ではなく、いきなり2時間50分切りを目指したいと思います。
●ただ、良い面もたくさんあった
初公認レースに出場し、全体的には収穫が多かったです。
集団で走ると登り坂でさえもとても楽に感じる、ということが、一番の驚きでした。
また、沿道や道沿いのマンションからの声援、中にはゼッケンに名前が書いてあったので、名前を読んで応援してくれるおじちゃんもいました。
こういった声援も普段はないので、やっぱり応援してもらうのは、とても元気がでるなと、改めて思いました。
そして、マラソンを始めて一番良かったのが、普段から体調にとても気を遣うようになり、栄養についても勉強するようになりました。

内科学以外にも「分子栄養学」というものを勉強して、普段の体調管理のみならず、脂質代謝を改善して後半もエネルギー切れにならないように取り組んでみたり、その中で腸の健康についても勉強したりする機会があり、かなり走ることに対して活かせているなと思っています。
次の目標は2月の北九州マラソン。
こちらはフラットなコースですが、後半は強風に襲われる可能性の高い海岸線のコース。
ただ、気温も良好、風もなく、全部フラット。そんなマラソン絶対にないと思っているので、しっかり寒さと強風、攣り対策をして、必ずやサブ3(いけそうならサブエガ)の称号を手に入れます!!
自宅に帰ってからは録画していた全日本大学駅伝を鑑賞。
私の出身でもある長崎の選手が活躍されるととても嬉しくなります。
(駒澤大学優勝おめでとうございます。飯田選手の悔しがる姿もとても印象的で、よくわかりませんが自分も泣きそうになりました。)
走り一択の一日となり、午後8時半に就寝しました。