栄養不足以外でも貧血に!?【ピロリ菌も貧血の原因です!】

   

今回は、胃に慢性的に感染する事で有名な

 

「ピロリ菌」

 

貧血の原因になる

 

という話です。

 
 

・治療してもなかなか貧血が改善しないアスリートの方

 

・なかなか胃カメラを受ける事ができないスポーツを頑張る子供さん

 

などで問題となる事がありますので

 

参考にしていただければと思います。

   

ピロリ菌について 【ピロリ菌と貧血】 

 

そもそも

 

「ピロリ菌」

 

とは何者なのでしょうか。

 

ピロリ菌は

 

「胃の中に慢性的にすみついているばい菌」

 

のことです。

 

少し詳しい方は

 

「胃癌」の原因になる、とご存知かもしれませんね。

 

「慢性的な炎症を起こすこと」が

 

胃癌の原因になると言われていますが

 

貧血と関連するのは、また別の要因です。

   

ピロリ菌に関しては

 

「大塚製薬」さんが

 

Youtubeに動画を挙げていたので

 

参考にしてみてください。

 
   

ピロリ菌がいると鉄の吸収が悪くなる!

 

ピロリ菌が胃の中にいることで

 

鉄の吸収が影響を受ける事は有名なのですが

 

仮説はいくつかありますが

 

はっきりした要因は特定されていません。

 

・ピロリ菌が鉄を使用してしまう

・胃酸が減って鉄が十分に酸化できなくなる

など

 

いくつか有力なものはありますが

 

きちんと特定はされていないようです。

 

食事を改善してもだめ

鉄剤を飲んでもだめ

 

ピロリ菌がいれば

 

胃を通る鉄分の吸収は悪くなります

 

ので

 

食生活や鉄の摂取では

 

改善はなかなか難しいかもしれません。

   

ピロリ菌って子供にも関係あるのでしょうか?

 

結論からいうと、関係はとてもあります。

 

とある小児科の教科書を見てみましょう。

 
小児感染症マニュアル2012より
 

教科書に書いてある通り

 

小児期は成長のため、そもそも鉄の需要が高まります!

 

そこにピロリ菌がいて、鉄吸収が阻害されたらどうなるでしょうか。

 

ただでさえ、食事は全て胃を通りますので

 

当然ながら

 

食事をいくら改善しても

 

鉄剤をいくら飲んでも

 

改善しない事は目に見えていますね。

 

子供でもピロリ菌に感染するのでしょうか?

 

昔は井戸水などから感染していたようですが

 

現在は非常に少なくなっていると言われています。

 

では、どのようにして感染するのでしょうか。

 

いろんな文献を読んでみますと

 

・ピロリ菌に感染している大人などから

 

・5歳以下の年齢で

 

・菌をもらうこと

 

が原因になっているようです。

 

ピロリ菌に感染しているお母さんなどから

 

口の中で一回冷ましたものをもらったりすることで

 

唾液を介して感染することがあるようです!

 

子供の貧血、ピロリ感染は見逃されやすい?

 

どうしても

・子供の貧血

・子供のピロリ感染

 

などは、実際に症状が出てから出ないと

 

本当に疑って調べられません。

 

大人のように

 

健康診断の採血や胃カメラがあるわけではないからです。

 

だからこそ

 

・貧血の症状があったら疑って検査をすること

・改善しない貧血をみたら、ピロリ感染を疑うこと

 

という事を知っておくことが、何より大切ではないでしょうか。

 

大変貴重な小児のピロリ感染、貧血の症例をまとめたページがありました。

http://www.hannan-chuo-hsp.or.jp/iryo/shonikatopics/bn/82.html

 

これを見ると

知らぬ間に貧血やピロリ感染を抱えている子供さんは少なくない

 

と感じます。

最後に

 

今回はピロリ菌感染と貧血がテーマでした。

 

ピロリ菌感染による貧血の怖いところは

 

・食生活を改善しても

・薬を飲んでも

 

なかなか改善しない、という事でしょうか。

 

スポーツ選手の基本的な部分であるだけに

 

これで改善しないと、やや気持ちも落ち込んでしまいそうですね。

 

食事や薬で改善しない貧血

 

は他にもありますので

 

困った時はスポーツ内科を受診してみてください。